相続の準備
そろそろ相続の準備をしておかないと、と思ったとき。
どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
まず、相続では、自分の意思で相続人を決める場合と法律によって相続人が決まる場合があります。
そして何の対策もしなければ、相続人は法律によって決まってしまいます。
この法律によって決まる相続人のことを法定相続人といいます。
法定相続人が決まると、それぞれの相続人が相続できる財産の配分量も自動に決まってしまいます。
ですので、まずは誰が相続人となるのかをきちんと調べておくこと、そしてそのそれぞれの相続人がどれぐらいの財産を受け継ぐことになるのかを把握する必要があります。
これらを把握した上で、そのままでも大丈夫と思うなら対策を取らなくてもいいでしょう。
これが逆に自分の意思と違うと思われるならば、遺言書を作っておく必要があります。
遺言書を作成することで誰が相続人となるのか、どれぐらいの相続分となるのかを自分の意思で決めることができるようになるのです。
ただし、遺言書を作成した場合でも、法定相続人には遺留分を請求する権利というものがありますので、このあたりにも気を付けておく必要があります。